#読書

『赤ちゃんとママがぐっすり眠れる本』

(本書 はじめに) 「赤ちゃんがなかなか寝てくれない」 「夜泣きがひどくて、一晩中眠れない」 こんな悩みを抱えるママがたくさんいます。 家事に育児に、働いているなら仕事にと、日中のママはフル回転で動いています。 夜はぐっすり休んで疲れを癒したい…だ…

『存在の美しい哀しみ』 小池真理子

死の床に臥した母から異父兄の存在を知らされた榛名は、母が亡くなったのを機に、兄の住むプラハに向かった。 榛名は妹であることを隠し、ガイドとして兄を雇って、初めての対面を果たす。 ― 榛名、母、異父兄といくつもに視点を変えながら、家族の歴史と真…

『ラジ&ピース』 絲山秋子

自分は醜いというコンプレックスを抱く野枝は、 実家を出て群馬県のローカルFM局で人気番組を担当するようになる。 誰からも干渉されない自由に閉じ篭もる野枝だが、 その心の隙に気さくな方言で話す女医の沢音が入り込み…。 横浜と会津出身の二人の女性の呼…

『浮世でランチ』 山崎ナオコーラ

「人生ってきっと、ワタクシたちが考えているより、二億倍自由なのよ」。 中学に入ってから不登校ぎみになった幼なじみの犬井。 学校という世界に慣れない私と犬井は、早く25歳の大人になることを願う。 11年後、OLになった私だが、はたして私の目に、世界は…

『ダーティ・ワーク』 絲山秋子

ギタリストの熊井望は、自分をもてあましながら28年間生きてきた。 音楽以外に興味はなく、唯一思いを寄せるのは、昔の友人。 自分の分身のようにかけがえのない存在だったが、今はもう会えない。 彼女が取り返しのつかないことをしてしまったから―。 様々に…

『ぼくたちの家族』 早見和真

家族の気持ちがバラバラな若菜家。 その仲を取り持ってきた母の玲子の脳にガンが見つかった。 突然の出来事に狼狽しつつも玲子のために動き出す父と息子たち。 だがそんなとき、父が借金まみれだったことや、息子たちが抱いてきた家族への不満が露になる…。 …

『風俗行ったら人生変わったwww』 @遼太郎

インターネット掲示板「2ちゃんねる」に投稿されるやいなやネットユーザーに大ブームを巻き起こし 映画原案となったネット小説がついに文庫化! 主人公の 「遼太郎」は二十九歳のブサメン童貞。 意を決してデリヘルに電話するが、そこで出会った「かよさん」…

『ハヅキさんのこと』 川上弘美

2014.1 読了 かりん、という琺瑯の響き。 温泉につかったあと、すっぴん風に描く眉。 立ち飲みで味わう「今日のサービス珈琲」。 四十八歳、既婚者で「中途半端」な私が夢中になった深い愛―――。 さりげない日常、男と女の心のふれあいやすれ違いなど、著者独…

『行きずりの街』 志水辰夫

無事 32歳になって帰ってきました♪ 初USJ すごく楽しかったぁー まず遠いし、旅行したとしても遊園地までは…という感じだし、 自分がUSJに行くことは絶対ないだろうって思っていたけれど(笑) 便乗する機会を作ってくれた友達に感謝 また行きたいな…

『夜の公園』 川上弘美

「申し分のない」 夫と、三十五年ローンのマンションに暮らすリリ。 このまま一生、こういうふうに過ぎてゆくのかもしれない…。 そんなとき、リリは夜の公園で九歳年下の青年に出会う―――――。 寄り添っているのに、届かないのはなぜ。 たゆたいながら確かに…

『これでよろしくて?』 川上弘美

上原菜月は38歳。結婚生活にさしたる不満もなく毎日を送っていたのだが…。 とある偶然から参加することになった女たちの不思議な集まり。 奇天烈なその会合に面くらう一方、穏やかな日常をゆさぶる出来事に次々と見舞われて―。 幾多の「難儀」を乗り越えて…

『色即ぜねれいしょん』 みうらじゅん

「僕」は仏教系男子校に通う高校一年生「イヌ」こと乾純。 彼女なし、もちろん童貞だ。 ボブ・ディランに憧れ作曲に燃えてはいても、平凡で退屈な毎日――。 「フリーセックスの島行かへん?」 そのひと言から、僕の夏休みはきらめき始める。 友達二人とともに…

『夜は短し歩けよ乙女』 森見登美彦

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、 夜の先斗町に、下鴨神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。 けれど先輩の想いに気づかない彼女は、 頻発する“偶然の出逢い”にも「奇遇ですねえ!」と言うばかり。 そんな2人を待ち受け…

『群青』 宮木あや子

ピアニストの由起子は、病気療養のために訪れた沖縄の離島で 漁師の龍二に出会い、恋に落ち、やがて女の子を身篭もる。 しかし、娘・涼子を産んだ後、由起子は他界。 やがて涼子は美しく成長し、島の幼馴染の漁師・一也と愛し合うようになる。 だが、一也は…

『沖で待つ』 絲山秋子

仕事のことだったら、そいつのために何だってしてやる。 そう思っていた同期の太っちゃんが死んだ。 約束を果たすため、私は太っちゃんの部屋にしのびこむ。 仕事を通して結ばれた男女の信頼と友情を描く芥川賞受賞作「沖で待つ」に 「勤労感謝の日」、単行…

『キム・ソナが案内する「私の名前はキム・サムスン」 MY LOVELY SAMSOON』 キム・ソナ

今年になってから ノロノロ読書がどんどんパワーアップして ついに 読みきることすらできなくなってしまいました(^^;) ただいま挫折中なのが 京極夏彦 『鉄鼠の檻』 伊坂幸太郎 『モダンタイムス』 こんな面白い2冊を途中でやめてるなんて信じられなーい…

『魔王』 伊坂幸太郎

会社員の安藤は弟の潤也と二人で暮らしていた。 自分が念じれば、それを相手が必ず口に出すことに偶然気がついた安藤は、その能力を携えて、 一人の男に近づいていった。 五年後の潤也の姿を描いた「呼吸」とともに綴られる、何気ない日常生活に流されること…

『サヨナライツカ』 辻仁成

映画化決定! 主演:中山美穂 監督・脚本:イ・ジェハン(『私の頭の中の消しゴム』) 「人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと愛したことを思い出すヒトとにわかれる。 私はきっと愛したことを思い出す」。 “好青年”とよばれる豊は結婚を控えるなか、…

『四畳半神話大系』 森見登美彦

妄想してないで、とっとと恋路を走りやがれ!! 私は冴えない大学三回生。バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。 できればピカピカの一回生に戻ってやり直したい! 四つの平行世界で繰り広げられる、おかしくもほろ苦い青春ストーリ…

『FINE DAYS』 本多孝好

死の床にある父親から、僕は三十五年前に別れた元恋人を捜すように頼まれた。 手がかりは若かりし頃の彼女の画。 僕は大学に通う傍ら、彼らが一緒に住んでいたアパートへ向かった。 だが、そこにいたのは画と同じ美しい彼女と、若き日の父だった…(「イエスタ…

『その日のまえに』 重松清

僕たちは「その日」に向かって生きてきた―――。 昨日までの、そして、明日からも続くはずの毎日を不意に断ち切る家族の死。 消えゆく命を前にして、いったい何ができるのだろうか…。 死にゆく妻を静かに見送る父と子らを中心に、それぞれのなかにある生と死、…

『天国はまだ遠く』 瀬尾まいこ

仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。 23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。 辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。 自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。 大らかな…

『容疑者Xの献身』 東野圭吾

天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、 一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。 彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯…

『雨を見たか』 宇江佐真理

伊三次とお文の目下の心配事は少々気弱なひとり息子伊与太の成長。 いっぽう、無頼派の調べに奔走する不破の息子龍之進のまわりではいろいろな事件が起きて…。 ますます目がはなせない人情捕物帳。 時間が経ちすぎて 感想を忘れてしまいました。。。。(!)…

『野菊の墓』 伊藤左千夫

江戸川の矢切の渡し付近の静かな田園を舞台に 世間体を気にする大人に引きさかれた 政夫と二つ年上の従姉民子の幼い純愛物語。 親同士が結婚相手を決めることが多かった時代は こういう悲しい別れが多かったんでしょうね。 切なくてやりきれないです。 私は…

『男の涙 女の涙』 石田衣良/選

ぼくたちはいつも、もっと速くもっと賢くと生き急がされているけれど、 そんなときこそ心のおもてをうるおす涙の力を思いだしてほしい。 生きることの重み、どうしようもない切なさを描く名作9編。 ・ 団 鬼六 「瘋癲の果て さくら昇天」 ・ 眉村 卓 「話を…

『ニート』 絲山秋子

どうでもいいって言ったら、この世の中本当に何もかもどうでもいいわけで、 それがキミの思想そのものでもあった―――。 洗練と節度を極めた文章からあふれ出す、切なくも甘やかな感情。 川端康成文学賞受賞、気鋭の作家・絲山秋子が切り取った現代の生のかた…

『指輪をはめたい』 伊藤たかみ

前の彼女に振られてから、30歳になるまでに結婚して見返してやるのだと誓っていた僕。 指輪も買った。誕生日も近い。 しかし、転んで頭を打ち、いったい誰に プロポーズしようとしていたのか肝心の記憶だけを失ってしまう。 僕の本当の相手は誰? 大人になり…

『君を乗せる舟』 宇江佐真理

伊三次が仕える不破友之進の息子、龍之介が元服して見習い同心に。 同じ頃、江戸の町には乱暴狼藉を繰り返す無頼派の影が…。 江戸の町をさわやかな春風が吹きぬける。 龍之進の失恋、作蔵の死 泣けました(T_T) 伊与太の病気もあったし、なんだか切ないお…

『真鶴』 川上弘美

失踪した夫の日記には、ただ一言「真鶴」と記されていた。 不在の夫を思いつつ、恋人と付き合う京。 「存在とは何か」を問う傑作長篇。 ミステリーっぽい作品なのかなって思って読み始めたのですが ちょっと違っていました。 やっぱりこの作者さん独特のフワ…