『生きて行く私』 宇野千代
明治、大正、昭和、平成と生き抜いてきた女流作家が、波乱の人生行路を率直に綴る。 山口県岩国の生家と父母の記憶から書き起こし、小学校代用教員の時の恋と初体験、 いとことのはじめての結婚、新聞懸賞小説の入選、尾崎士郎との出会いと同棲、 東郷青児、北原武夫とつづく愛の遍歴。 「スタイル」社の束の間の隆盛と倒産のように時代の波にも揉まれながら、 たゆみなく創作をつづけ、ひたむきの前を向いて歩いてきた姿が心を打つ。 その生き方のなかに、長寿の秘訣もかいま見える。
全476ページ、長くてちょっと読み疲れてしまいましたが
実話で、しかも本人が書いているものなので、やはりとても興味深いものがありました。
どうも私は飽きっぽいらしく、ずっと同じリズムが続くようなのがダメなんです。。^^;
エッセイとか 1つ1つは面白くてもたくさんは読めない。(←わがまま(^^;))
これも連載形式でエッセイっぽい調子だったのでちょっと疲れ気味でしたが
(そして途中で違う本読んじゃったりしましたが^^;)
すごく先が気になって最後まで読めました(^^)
どんなことにも幸せのかけらを見つけ出す
苦しい状況になっても そこに思い切り飛び込んでそのうち慣れてしまう
本当に学ぶことが多い一冊でした。
私は何か判断に迷ったとき、“ひとまずやめておこう”って思ってしまいがちで
彼女の強さや行動力とは真逆かも。。。(^^;)
彼女は彼女 私は私 なんですけど、
見習いたいなー 憧れるなー っていう部分がたくさんありました。
それにしても! この本を85歳で執筆したっていうのがすごいなぁ。。。