『雪国』 川端康成
親譲りの財産で、きままな生活を送る島村は、雪深い温泉町で芸者駒子と出会う。 許婚者の療養費を作るため芸者になったという、駒子の一途な生き方に惹かれながらも、 島村はゆきずりの愛以上のつながりを持とうとしない――。 冷たいほどにすんだ島村の心の鏡に映される駒子の烈しい情熱を、哀しくも美しく描く。 ノーベル賞作家の美質が、完全な開花を見せた不朽の名作。
お風呂の中で読んでいたら、地震が来てビックリ。
危うく裸で外に出そうになってしまいました・・・(^^;)
駒子の言動がすごく突飛な感じがして、彼女の動きにあまりついていけなかった。。
彼女が何を考えているのかいまいち掴みきれなくて。。読解力不足かなぁ…(^^;)
どうして島村が駒子に惹かれているのかっていうこと自体も疑問に思っちゃったりして(^^;)
(私は葉子のほうが気になったし。←自分の好み(^^;))
駒子が島村を想うほどには、島村は駒子を想っていなかったということなんですよねぇ。
二人の間の温度差が切ないです。
でも、二人の気持ちのバランスがとれることって少ないのかも?
そして、バランスがとれていなくても、それはそれでいいのかも?
というか、人の気持ちのバランスなんて計れないのかも(^^;)
誰かを好きになると、自分のほうが重いんじゃないかって不安になりがちですが
重くてもいいやって、それが自分なんだって 思えるようになるといいなぁー。
駒子みたいに、猛アタック(古^^;)してみよう。 ←それもどうなんだ?(笑)
真夏に「雪国」。
寒い時期に読んだほうがよかったのかも。←って読解力不足を季節のせいにしてみる(^^;)