『グラスホッパー』 伊坂幸太郎

イメージ 1

  「復讐を横取りされた。嘘?」

  元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。

  どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。

  鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。

  一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。

  それぞれの思惑のもとに―――「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、

  物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。



こんなに読んでいて不快な伊坂さん作品は初めてでした(^^;)

基本的に私、人が殺される話ってダメなので。。(^^;)

痛いのも怖いのもダメなので。。(^^;)

これは殺されすぎでしょ。。。けっこうしんどかったです(^^;)



って、だったら殺し屋の話なんて読まなければいいんですけど

なんとなく好奇心で。。。(^^;)

最初のほうで あ、やっぱり今のうちにやめようかなって思ったのですが

結末が気になって結局最後まで読んでしまいました(笑)




不快ではあったのだけれど、それぞれのキャラクターには惹きつけられ

殺し屋も実は悪いヤツじゃないんじゃ?なんて思ってしまったりもして(^^;)

不快ではあったのだけれど、だんだん繋がっていく構成にはすっかりだまされ。。

不快ではあったのだけれど、おもしろい作品でした。

(不快って連発しすぎ?(笑))






鈴木の 亡き妻に対する気持ちには 胸が痛くなりました。

復讐から解放された彼からは清々しさも感じるのだけれど

亡き妻に一途に向かっている気持ちを想像すると、やっぱり切ない。。。(T_T)

亡くなった奥さんのことは忘れずに 胸の中で一緒に生きていくにしても、

彼が生きている誰かをまた好きになってくれたらいいな、なんて思ったりして。






グラスホッパー」って バッタのことだったんですね!

題名の意味を知らないまま読んでしまうという かなりアホなことをしてしまいました・・・(;▽;)

どうせ調べるなら読む前に調べたほうがいいですよねぇー。 アホすぎます(;▽;)