『木曜組曲』 恩田陸

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  耽美派小説の巨匠、重松時子が薬物死を遂げてから4年。

  時子に縁の深い女たちが今年もうぐいす館に集まり、彼女を偲ぶ宴が催された。

  ライター・絵里子、流行作家・尚美、純文学作家・つかさ、編集者・えい子、

  出版プロダクション経営の静子。 なごやかな会話は、謎のメッセージをきっかけに、

  いつしか告発と告白の嵐に飲み込まれてしまう。

  はたして時子は、自殺か、他殺か――? 気鋭が贈る、長篇心理ミステリー。



これもちょっと内容を忘れかけていますが。。^^; (アホ。。)



登場人物たちが 食べて 飲んで 話す。 これだけの内容なんだけれど深いです。。

“心理ミステリー”っていう言葉がピッタリな感じがします。

最大のミステリーって人間の心なのかもしれない。。。




登場人物全員が 物書き関係の仕事をしていて、それぞれの考え方や価値観がとても興味深かったです。

きっとそれぞれに 恩田さんご自身の本に対する考え方が投影されているんだろうなって思いました。

他の作品を読んだときにも感じたことですが、

この人は本当に本を愛していて、本を書くことを愛しているんだろうなって感じました。




この作品読んでたら、お酒飲んでおしゃべりしたくなりました(笑)




映画も観てみようと思います(^^)