『ノルウェイの森』 村上春樹
あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、 あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと――。 あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。 自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。 等身大の人物を登場させ、 心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた長編小説。
この本を読んで、村上春樹拒絶症を発病(笑)したのはちょうど10年前でした。
この本を薦めてくれた先輩のことも苦手になりました。(←今考えるとヒドイ。。f^_^;)
それはそれで何も問題はなかったのだけれど、好きになった人が村上春樹ファンだと知って
(先に知ってたらたぶん好きにならなかったはず!←かなり重症f^_^;)
その人に嫌われないように克服しなくては!と決心し(・・・。)、短篇に挑戦してみたものの結局挫折。。
何よりも強力な恋の力(笑)をもってしても治らないということは、
もうこの拒絶症は死ぬまで治らないんだ、村上春樹さんとは縁がなかったんだ、、、
と 拒絶症克服をすっかり諦めたのが1年前。
・・・が、引越のときに本の整理をしたりもして この本が見える位置にあったので
(引越前は目につかない位置に封印されていた(笑))
なんとなく好奇心で手を伸ばしてしまったのでした。怖いもの見たさ。。(?)
前置きが長いですが(^^;)
今回読んでみて、10年前の自分が、この作品の何がイヤだったのかよくわかりませんでした。
むしろ今の感覚では好きな類に入ります。不治の病、あっさり快方へ^^;?!
感想とかはうまく書けませんが(←だめじゃん。。) とにかく、この素敵な小説を
嫌いだと思い込んだままにならなくてよかった・・・という感じです(^^;)
10年前の私は夢とエネルギーに溢れ幸せボケしたハイティーンだったので(笑)
この作品の喪失感とか虚無感を理解できなかったのかもしれません。
緑ちゃんが大好きです(^^)
最初に出てきた 「37歳の僕」 の話をもっとききたかったなぁ。
飛行機に乗っていた僕はどういう風に過ごしているんだろう。
1年前に読んだ短篇もダメだったので、拒絶症を克服したとは決して言えませんが
(今回たまたまこの作品がしっくりきただけという感触。←やっぱり重症f^_^;?)
もう1つくらいは他の作品も読んでみようかなー??という気になりました。
めでたしめでたし(*^-^*) ←?!