『センセイの鞄』 川上弘美

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  駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、

  以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、

  キノコ狩や花見、あるいは島へと出かけた。

  歳の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、

  センセイと私の、ゆったりとした日々。 谷崎潤一郎賞を受賞した名作。




やわらかい空気に包まれたような文章が素敵です。





ツキコさんの ちょっと拗ねたところとか 諦めモードのところとか


センセイの一挙手一投足に振り回されてアワアワしているところとか


すべてが愛おしくて。。。 もーーー大好き(*^^*)♡♡♡







2人のマジメさが 時々おとぼけ漫才みたいな感じにみえてしまったりして


そのやり取りに笑ってしまったり。。


誠実であるがゆえに出てくる言葉なのだろうから


なんとなく笑っちゃ失礼なんじゃないかって思うのだけれど


やっぱり面白くて・・(笑)



でも何だろう、心があったかくなる、思わず微笑んでしまう、そんな面白さです。


絶妙。





センセイとツキコさんが旅行に行った先で俳句を読んでいる場面なんかは


噴き出しそうになりましたが(^^) ←やっぱり失礼なヤツ(笑)








2人がお酒飲んでいるところがすごくいいですねー。


肴も全部おいしそうだし☆


細かいところまで楽しめる素敵な作品でした。








これは nikoさんの記事を読んで、積読ゾーンから取り出してみたのです。。

どうしてもっと早く読まなかったんだろう。。と ちょっと悔しい(笑)

お気に入りの一冊になりました。 nikoさんに感謝です☆






映画も気になって DVD借りに行ったのですが、残念ながら貸出中でした(;▽;)