『袋小路の男』 絲山秋子
・袋小路の男 ・小田切孝の言い分 ・アーリオ オーリオ 高校の先輩・小田切孝に出会ったその時から、大谷日向子の思いは募っていった。 大学に進学して、社会人になっても、指さえ触れることもなく、ただ思い続けた12年。 それでも日向子の気持ちが離れることはなかった。 川端康成文学賞を受賞した表題作の他、「小田切孝の言い分」「アーリオ オーリオ」を収録。
『小田切孝の言い分』 は表題作の人間関係を男性目線から描いたもので
表題作の中では 自分勝手でちょっと冷たい男性に見えていた小田切孝の
あたたかさや切なさを感じることができます。
男女のすれ違いポイントが少し見えてくるような?
誤解や思い違いがあっただけで、想い合う気持ちがないわけではないんだ、と。
少しほっとしたような。。気がしました。
でもやっぱり、触れ合うことのない二人の関係は、切ないのです。。
作品中に “あなたは好きな人と一夜を共にして別れるか、何もないまま毎日会い続けるか”
という心理テスト(?)の文章が出ていたのですが。
私はどっちも嫌だなぁー。。
毎晩共にしたいです(笑) ←欲張り?(≧▽≦)
っていうか、心理テストで選択肢にないことを答えても仕方ないですね(^^;)
男性からみて、小田切孝の心境って共感しやすいのかなぁ??
男性読者の意見をきいてみたい作品です(^^)