『淋しがり』 藤堂志津子
思い出だけで生きてゆける。 豊潤な思い出さえあれば。 「私」は自分がとてもあやふやな存在に思われてくることがある。 思い出をたくさんコレクションするために恋人をつくるのだろうか。 あるいは恋のはかなさを知りつくしたために、思い出を保存しておこうと考えはじめたのか。 結婚を選ばず恋に生きる7人の女性の記憶の宝箱。 恋愛小説集。
帯にも “結婚を選ばずに恋に生きる” と書いてあるのだけれど、
読みながら、この人たちゆくゆくは結婚するんじゃないのかなぁ??という気がしました(*^_^*)
たまたまそのときまで縁がなかっただけで、
「自分は絶対結婚しない」 というハッキリした信条があるわけではないんだろうなーと。
この作者さんは、年上男性との恋愛経験をお持ちなのでしょうか。
ほとんどの編で 50代男性が非常に魅力的に描かれておりました。。
洗脳されてしまいそうです(´▽`;)
ほどよく楽しく 満足できる生活をしてはいるものの
ときどき感じる 「自分はいったい何をやってるんだろう・・」 という虚しさ。
普段はつっぱっていても ちょっとしたことで崩れちゃう脆さ。
そういう誰もが感じていそうな淋しさを
うまく言い表してくれているなーと感じる部分が多かったように思います。
読んだら淋しくなりました。。。助けて下さい(T-T) ←人頼み(笑)