『天下り酒場』 原宏一

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  経営不振の割烹居酒屋 『やすべえ』 の店主ヤスは、

  ある人物を雇って欲しいと常連客に頼まれた。 それはなんと、片倉という県庁の役人。

  居酒屋に天下った片倉は元役人の事務能力を発揮、

  食材の一元管理と仕入れの効率化で店を黒字に転じた。

  勢いにのった片倉はヤスに店舗拡大を唱え始めるが…(『天下り酒場』)。


  『床下仙人』 でブレイクした著者が放つ、現代日本風刺小説。




『床下仙人』 という作品は知らないのですが、


“恋” に疲れて(笑)、 “酒場” に惹かれて(笑) 読んでみました。





表題作は、最初は 『県庁の星』 みたいな感じでおもしろかったですが


やっぱり “風刺” というだけあって ちょっとブラックな味わいです。





そのほかの収録作品もおもしろかったです。


そんなことあるわけないよー!という内容なのですが、題材が身近なだけにリアルに感じられ。。




オススメです(^^)