『六番目の小夜子』 恩田陸
津村沙世子―――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。 高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。 三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。 そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。 学園生活、友情、恋愛。 やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、 漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。
恩田陸さんってフィクションをかくオジサンだと思っていて (←すごい思い込み^^;)
なんとなく食わず嫌いしてたんですけど (←超失礼^^;)
後輩にオススメされたので読んでみました。
恩田陸さん、女性だったんですねぇ。。しかもすごくおもしろかったし。
自分の思い込みがアホすぎてなんだかショックでした。。(´▽`;)
ミステリーっぽい感覚で読んでしまっていたので
ラストは謎が明かされきっていない感じで少し物足りないような気がしましたが
(私が読みきれていないだけかな^^;?)
伝説の怖さや 高校生という年代の危うさ
緊張感ただよう物語の先が気になって どんどんひきこまれました。
学校生活って当たり前のように過ごしてきたけれど
こういう作品を読むと 特殊な場所だったんだなぁって気づかされます。
どんな意味があるのかわからないまま勉強していたあの時代。
いろんなものがキラキラしていたあの時代。
自分の冴えない高校時代を懐かしく思い返しながら(笑) 楽しく読むことができました。
恩田陸さん 興味がわきました。ほかの作品も読んでみたいと思います^^
・・次はホラーっぽくないのを探そう(´▽`;)