『幻の声』 宇江佐真理

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  本業の髪結いの傍ら、町方同心のお手先をつとめる伊三次。

  芸者のお文に心を残しながら、今日も江戸の町を東奔西走…。

  伊三次とお文のしっとりとした交情、市井の人々の哀歓、法では裁けぬ浮世のしがらみ。

  目が離せない珠玉の5編を収録。

  選考委員満場一致でオール読物新人賞を受賞した渾身のデビュー作。




まだ自分の店を持つことができない 廻り髪結い・伊三次

しっかり自分で稼いで生活している 深川芸者・お文

2人の 駆け引きあり 直球ありな 恋愛模様




お文の言葉遣いがかっこよすぎて、男同士の会話にしか聞こえない感じですが(笑)

(たまにどっちがどっちの言葉なんだかわからなくなる^^;)

つっぱっていて素直になれない彼女が ときおり見せる女心がとても切ないです。



時代モノなんだけれど、この男女関係って妙にリアル。

現代でも 年が上だったり キャリアウーマンだったり デキル女と付き合った男性は

みんなこんな感じなのでは・・?と思ってしまいました^^




普段はお文に押され気味で たよりなーい感じの伊三次ですが

「髪ィ、結ってやろうか」


の言葉には鼻血がでます。。 きゃーーー(〃∇〃)♡♡

(伊三次は男性の髪しか結わないんですが、恋人のお文だけにこのセリフを・・♡)



・・・私の頭もお願いしたい!!(≧▽≦)




関係ない話ですけど、美容師さんが若い男性だと必要以上に緊張しますよねー(笑)

美容師さんだけじゃなくて

たぶん女性はみんな ステキな男性に頭をさわられたら惚れます(●´∀`●)

って全く関係ない話になってますが。。




この髪結い伊三次シリーズは第5弾まで出ているそうで、続きが楽しみです♪