『ジャージの二人』 長嶋有
恒例の 「一人避暑」 に行く父親と 犬のミロにくっついて、 5年ぶりに北軽井沢の山荘で過ごす小説家志望の “僕”。 東京に残った妻には、他に好きな男がいる。危ういのは父親の3度目の結婚も同じらしい。 かび臭い布団で眠り、炊事に疲れてコンビニを目指す、アンチスローな夏の終わりの山の日々。 ゆるゆると流れ出す “思い” を端正に描く傑作小説。 翌年の山荘行きを綴る 『ジャージの三人』 収録。
おそろしいくらいに何も起こらない(笑)お話でした。
積極的にぐだぐだする。積極的にのんびりする。
全力で力を抜いている。全力で問題から逃げている。
だいぶ後ろ向きな感じなんですけど(^^; こういう時間って必要なんだよね、って思います。
“考えたくないこと” をひとまず置いといて 山にこもる。
山にこもってもやっぱり暗い影はつきまとうのだけれど。
何も変わらないけれど ちょっと離れてみるっていうのが大事なのかもしれませんね。
私も来週あたり どこかに行こうかな。。(´▽`;)
「いつもの生活」 からちょっと離れて、思いっきりぐだぐだ。。
戻ってこれなくなりそうでコワイかも(笑)
この作者さんは会話文の書き方がおもしろい☆
「 」(普通の会話)の後に、「 」に入っていない会話が続くのですが(←意味不明?^^;)
そこが 話しかけているようでもあり つぶやきのようでもあり
あえて 「 」 に入れないことで雰囲気が出ている気がします。
最初は慣れなくて読みにくかったけれど、とても味があって素敵です(^^)