『変身』 東野圭吾
世界初の脳移植手術を受けた平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯。 脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。 平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。 そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。 それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は 手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうすることもできない。 自己崩壊の恐怖に駆られた純一は 自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める。
「自分はどうして自分なんだろう?」って考えちゃうこと、ありませんか?
たまにふと思うことがあるのですが
この本を読んだらまた考えてしまいました。
大学の授業で
“脳死は人の死にあたるのか” というようなテーマに触れたことがありましたが。。
この本を読んでいて そういえば大学時代必死で考えたなぁと 思い出しました。
考えれば考えるほど わからなくなるし
結局私自身のなかでは いつも結論は出ないままなんですけどね。。。
心ってどこにあるんでしょうね? 脳との関係は??
この本の主人公のように
自分が自分でなくなりつつあるような感覚に襲われたとしたら
本当に怖いだろうなぁと思いました。