『ブルーもしくはブルー』 山本文緒
広告代理店勤務のスマートな男と結婚し、東京で暮らす佐々木蒼子。 6回目の結婚記念日は年下の恋人と旅行中… そんな蒼子が自分そっくりの 「蒼子B」 と出くわした。 彼女は過去の記憶をすっかり共有し 昔の恋人・河見と結婚して、真面目な主婦生活を送っていた。 全く性格の違う蒼子Aと蒼子B。 ある日、2人は入れ替わることを決意した。 誰もが夢見る 「もうひとつの人生」 の 苦悩と歓びを描いた 切なくいとおしい恋愛ファンタジー。 万華鏡のような美しい小説。
あのとき ああしていたら ・・・
というような後悔(妄想?^^)は 誰にでも少しはあることだと思います。
生きていくことは 選択の繰り返しで
何を選んでも やはり 選ばなかったものへの思いは 多少は残るもの。
でも、何を選ぶかということよりも (もちろん選ぶときは悩むんだけれど)
選んだ先でふんばってみることが大事なのかなぁと思っています。
決断してしまったことを 思い返して悩むより
決断のその先をどう歩むかということを悩みたい。 と。。
ある時点から2つにわかれた人生。
2人が入れ替わる設定はおもしろく、また切ないファンタジーでした。
そんなことができたらいいのに!! なんて思ったけれど
やっぱり 読み進めていったら 少し怖くなりました^^;
自分とそっくりな人っているのかなぁー。
“世界に3人いる” なんてきいたことありますが・・^^
そっくりさんには会ってみたいけれど
「もう1人の自分」 はチョット怖いです。。。
稲森いずみさん主演でドラマになっていたんですね~。知らなかった。。