『愛がなんだ』 角田光代
「私はただ、ずっと彼のそばにはりついていたいのだ」―――OLのテルコは マモちゃんに出会って恋に落ちた。 彼から電話があれば仕事中でも携帯で長話、食事に誘われればさっさと退社。 すべてがマモちゃん最優先で、会社もクビになる寸前。だが、彼はテルコのことが 好きじゃないのだ。テルコの片思いは更にエスカレートしていき…。 直木賞作家が濃密な筆致で綴る、全力疾走片思い小説。
挑発的なタイトルの本ですが(笑)
私自身が愛を諦めてこの本を読んだわけではありませんよー( ̄▽ ̄;)
章タイトルもおもしろくてサクサク読めました。
“クリスマス間近の町を、くそったれとつぶやきつつ私はひとり歩くのだった”
“あといくらでもがんばれるって思ってんのに、どうやら何かがダウンしはじめる”
“もうほんと、ほかにだれもいねえよってときに、呼び出してもらえるようでありたいっす”
こんな感じ(*^_^*)
全力疾走片思い。
なんだかおそろしい反面 ちょっとうらやましいような気がしないでもない。。^^;
どうしてそこまで人を好きになれるの?!と思ってしまう私は
やっぱり熱が足りないんでしょうか。。(´▽`;)
マモちゃんみたいな男性を好きになってしまったら 相当しんどいですねぇー。
テルコは全力でそのしんどさと戦い身をけずっています・・ せつない!
でも彼女にとってはそれが幸せなんですよねぇ。
彼女が幸せならば それはそれでいいのかもしれない。。とも思いました。
秋ですねぇー。人肌恋しい季節です。。(;▽;)♡