『ロリヰタ。』 嶽本野ばら
拙い言葉でもいい、誤解を受ける言葉でもいい、伝えようとする必死さこそが 想いを運んでくれるのです…。 ロリータ・ファッションを愛する作家の 「僕」 が出会った美少女モデル。 2人のピュアな恋は激しいスキャンダルとして世間から糾弾される。 携帯メールを取り入れたアバンギャルドな手法と、事実かフィクションかという謎が 論争を呼んだ、乙女のカリスマが放つ 「純愛小説」 の進化形。
この作者さんに対しては テレビでたまに見かける強烈な印象しかなく(笑)
本屋をふらついていて “そういえば小説家なんだっけ”って(^^; 好奇心だけで
手を伸ばしてしまいましたが、、、読んでみてビックリ。
かなり惚れました。。
すごく綺麗な文章で、読んでいてとても心地よく。
ファッションのブランドのことはよく (っていうより全く) わからなかったけれど
主人公 「僕」 の 葛藤や 気持ちの動きがすごく切なくて
かなりはまってしまいました。
“乙女” とか “純愛” とか 想像するだけで恥ずかしくなってしまう感じですが^^;
そんなにこそばゆくないです(笑)
設定とか展開がドラマチックで (←こういうのが苦手な人もいるかも)
でも綺麗な書き方で。 言葉ひとつひとつが魅力的でした。
私はかなり好きです^^
そうそう、これを読んでいるときに 知り合いに “何読んでるの~?”ってきかれて
表紙をめくって題名と作者をみせたら いい感じにドン引きされました(´▽`;)
まぁ、私自身も読む前はそんな感じだったので仕方ないかなぁー
思いっきり偏見でしたが(笑) ・・反省。
ドン引きしてた人たちにも 次に会ったときにはぜひオススメしたい!と思ったのでした。。