『ラッシュライフ』 伊坂幸太郎
泥棒を生業とする男は新たなカモを物色する。 父に自殺された青年は神に憧れる。 女性カウンセラーは不倫相手との再婚を企む。 職を失い家族に見捨てられた男は野良犬を拾う。 幕間には歩くバラバラ死体登場―――。 並走する4つの物語、交錯する10以上の人生、その果てに待つ意外な未来。 不思議な人物、機知に富む会話、先の読めない展開。 巧緻な騙し絵のごとき現代の寓話の幕が、今あがる。
よくできた話だなぁー。。
世の中って意外と狭いのかも・・?^^
いわゆる群像劇って 私はちょっと苦手だったりするんですが
(アホなんで誰が誰だかすぐ忘れちゃうんですよね。。(^^;))
これはすごく楽しめました。
章の境目の小さいイラストが 車だったり犬だったり
おバカな私にもわかりやすくてステキ☆
こういうちょっとした気遣いが (←別に私のアホ具合を気遣っているわけじゃないだろうけど)
読者を心地よいゾーンへ導くんじゃないかなぁ。。(大袈裟?^^;)
犯罪に関わっていながらも 妙に人間臭さを感じる登場人物たち。
人生とは。。 神とは。。 罪とは。。
深さと軽快さがすごくいいバランスで おもしろい作品です。
実は私が道端ですれ違う人たちみんなが繋がっているんじゃ・・?なんて
思えてくるから不思議です(^^)