『神様のボート』 江國香織

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  昔、ママは、骨ごと溶けるような恋をし、その結果あたしが生まれた。

   「 私の宝物は3つ。ピアノ。あのひと。そしてあなたよ草子。」

  必ず戻るといって消えたパパを待って ママとあたしは引越しを繰り返す。
 
   「 私はあのひとのいない場所にはなじむわけにいかないの 」

   「 神様のボートにのってしまったから 」


  恋愛の静かな狂気に囚われた母・葉子と、その傍らで成長していく娘・草子の遥かな旅の物語。





恋愛の狂気。 まさにそんな言葉がぴったりくる感じ。




江國香織さんの文章は 飛んでいて (行間がありすぎて?) 

つい前のページを読み返してしまう感じなんだけれど (私がついていけてないだけかも。。)


先日 酔っ払って読んだら なんかシックリきたような・・!!(笑)



江國香織さんはいつも

酔っ払って本を書いていたんじゃないのか?!って思ってしまった。(←そんなわけない^^;)





骨ごと溶けるような恋をして、16年も “あのひと” を待ち続けたママは

少しうらやましいような ちょっとコワイような。



素敵な作品でした★