『欲望』 小池真理子

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  三島由紀夫邸を寸分違わず模倣した変奇な館に、運命を手繰り寄せられた男女。

  図書館司書の青田類子は、妻子ある男との肉欲だけの関係に溺れながら、

  かつての同級生である美しい青年・正巳に強くひかれてゆく。

  しかし、二人が肉体の悦びを分かち合うことは決してなかった。

  正巳は性的不能者だったのだ―。

  切なくも凄絶な人びとの性、愛、そして死。 小池文学が到達した究極の恋愛小説。 




大袈裟かもしれないけど、ちょっと人生観が変わったかも?!というくらい

私にとっては大きい出会いになりました。



こういう愛もあるんですねぇー。


ホントに 深くて 切なくて 苦しい 愛の話でした。

(自分ならこういう行動はしないなぁという点もたくさんあったけど)




この本を読んだ人と お酒を飲みながら語り合いたいです(笑)





私は 三島文学が得意ではない (好きではないとも言う?) んですけど

この 『欲望』 を読んで

今までよく理解できなかった(←バカ^^;?) 三島文学の枠が見えたというか

ちょっとスッキリした感じがしました。



読みかけで ほっぽらかしたままの 『奔馬』 をもう一度開いてみようか・・という

気持ちになりました^^;



三島由紀夫の作品が好きな人が読んだら また違うおもしろさがあるのかもしれませんね☆






読んだ後 どうしてもこの映画がみてみたくなって、借りに行ったんですけど

貸し出し中でした(T△T)