『冬の伽藍』 小池真理子

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夫を事故で失った悠子

妻を自殺で失った義彦

自殺した妻 美冬

義彦の義父 兵藤英二郎



解説からちょっと文章をいただいて内容を書くと。
                                   



惹かれあう悠子と義彦。 ふたりが出会ったことで起こる悲劇。


悠子は義彦に想いを寄せつつも 英二郎を拒むことができない。

女好き・自信家・性欲の塊のような男の英二郎を

拒否しながら、嫌悪しながら、烈しい罪悪感にさいなまれながら、

体の中に甘やかな記憶が刻まれていくのを止めることができない。


スリリングで、エロティックで、罪深く、嫌悪する想い。

美冬を失った苦しみから逃れられない義彦が

悲しい事件を引き起こし、二人は絶望の中を生きる―――。




美しい結末。 雪の景色が目に浮かぶ気がしました。



携帯電話もない時代

手紙のやりとりも、事情をかかえて出会った二人の気持ちの動きも

じれったく せかすような思いで読みました^^; 



暗いなかに 熱があり 最後は涙が出た。。。。

うーーーーん。

またひとつ、いい作品にめぐり合えました!



英二郎が気持ち悪くて ほんとに嫌悪感を感じてしまい

どうして拒否しないのよ!!と思ってしまう部分もありましたが(笑)



人生、何があるかわからないものだなぁ~




この作家さんは藤田宜永さんの奥さんだったんですね。

全然知りませんでした・・

言われてみれば。。。作風が似てますねー。

どっちも好きです☆